治療を受けている赤ちゃん

秋になると、赤ちゃんも過ごしやすい気候になりますが、気温が下がって空気が乾燥しはじめるので、ウィルス性の感染症などの病気が流行し始める時期でもあります。生後100日頃までは免疫があるので病気にかかりにくい、と言われていますが、実際の所は全く病気にかからないという訳でもないので、ウィルス性の病気が流行する秋~冬の季節は、注意が必要です。

秋から冬にかけて流行する病気の代表格はインフルエンザですが、その他にもノロウィルス、RSウィルスなど様々な種類があり、赤ちゃんにも当然感染しますし、ワクチンで全て防げる訳ではないので、万が一感染した時のために予備知識をつけておきましょう!

ここでは、赤ちゃんがかかりやすい秋の病気の種類と予防方法・かかった時の対処法を詳しく紹介していきます。

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秋から感染症などの病気が流行する理由とは?

赤ちゃんが感染しやすい病気には季節ごとに色々な種類が流行しますが、秋から冬にかけて猛威を振るうインフルエンザ・ノロウィルス・RSウィルスは、乾燥した空気と低温・低湿を好むので、これからの季節に感染する人が増えてきます。

逆に、夏に流行するペンパルギーナや手足口病などは、高温・多湿を好むウィルスなので、秋から冬にかけての季節は感染しにくい病気になりますが、秋冬に流行するウィルス性の感染症の方が感染力が強いので、抵抗力が弱い赤ちゃんだけでなく、大人も感染してしまうのです。

特に上にお子さんがいるご家庭の場合は、幼稚園・保育園・小学校などで感染症が流行すると、きょうだいが家にウィルスを持ち帰ってきてしまい、赤ちゃんも感染してしまう恐れがあるので、更に注意が必要になってくるので、赤ちゃんの様子がいつもと違う、熱が急に上がったなど異変に気づいたら、すぐに病院を受診することが大切です。

48時間以内が重要!インフルエンザの特徴と対処法

赤ちゃんが風邪で熱がある

秋冬の病気、感染症の代表格であるインフルエンザは、近年はA型・B型・C型など色々な型があり、それぞれ特徴は異なりますが、インフルエンザウイルスが体内に入ることで感染してしまい、生まれたばかりの赤ちゃんでも感染してしまうことがあります。

流行前にインフルエンザの予防接種を受けるのが望ましいのですが、赤ちゃんはいつから予防接種が受けられるのかというと、生後6ヶ月以降なら受けることが可能です。赤ちゃんの場合は免疫力が低いので、ワクチンを2回接種することになります。

1回目のワクチン接種をした後、約2〜4週間あけて2回目の予防接種を行いますが、予防接種で受けたワクチンの型と違うインフルエンザウィルスに感染すると、ワクチンの効果がなく発症してしまうこともあるので、予防接種を受けたからと言って安心しないようにして下さい。

インフルエンザウィルスに感染すると、まず38度以上の高熱と頭痛・関節痛の症状が出て、赤ちゃんは体が熱くなり泣き続けたり、離乳食・母乳・ミルクも拒否するようになってしまいます。高熱が続くと脱水症状が現れてしまうので、ポカリスエットなどの水分をスポイトで少しずつでも飲ませてあげるようにしましょう。

インフルエンザウィルスは、症状があらわれてから48時間以内に病院で処方してくれる抗ウィルス薬を飲むことで、早い段階で症状が和らいで熱が下がって体調が回復しやすいのですが、48時間を過ぎると抗ウイルス薬の効果があまり発揮されないため、急に高熱が出て「インフルエンザかも?」と思ったら、迷わずすぐに病院を受診するようにしましょう!

新生時期は重症化も!RSウイルス感染症の特徴と対処法

赤ちゃんが風邪を引いて咳が出る

秋~冬にかけて赤ちゃんが発症しやすい病気の1つに、RSウイルス感染症があります。これはRSウイルスが感染することにより、主に咳などの呼吸器の症状が出る感染症です。

名前はなんだか怖そうなウィルスですが、実はほとんどの子供が2歳までに一回はRSウイルスに感染すると言われているくらい、入用ににはメジャーな病気ですが、新生時期の赤ちゃんが感染すると、気管支炎・肺炎を引き起こしてしまうこともあり、重症化すると入院しての治療が必要となるのであなどれない病気です。

RSウィルスに感染すると、コンコンと咳が出るだけでなく、熱・鼻水の症状も現れますが、このウィルスの特効薬はなく、病院に行っても一般的な風邪薬を処方されるだけなのですが、薬を飲ませながら睡眠と栄養をしっかり摂って、ゆっくり休ませることで1~2週間ほどで完治します。

咳・熱・鼻水の症状はRSウィルスでなく、普通の風邪でも現れる症状なので、子供や大人が感染していても普通の風邪だと勘違いしてしまい、赤ちゃんに移してしまうことも多いので、赤ちゃんがいるご家庭は咳・熱・鼻水の症状が出たらRSウィルスを疑い、マスクをしたり手洗いを徹底したりして、赤ちゃんに移らないように十分注意するようにしましょう!

家族全員、集団感染に注意!ノロウイルスの特徴と症状

泣いてる赤ちゃん

秋~冬にかけては、テレビのニュース番組でもノロウイルスの流行が伝えられることがあるように、赤ちゃん~大人まで幅広い世代が感染する病気です。

このノロウィルスは、感染物の嘔吐物や便から感染しますが、感染力が力が強いので、保育所・幼稚園・小学校などで集団感染するケースも多いのですが、家庭内でも1人なると家族全員が感染してしまうこともある、恐ろしい感染症です。

ノロウイルスの症状は、まず胃腸炎を起こして、嘔吐・下痢・腹痛などのつらい症状が現れ、トイレから動けないくらいつらくて苦しい症状に襲われますが、嘔吐・下痢により脱水症状になりやすいので、特に赤ちゃんにはこまめな水分補給が必要になります。

このノロウイルスにも特効薬がないので、感染してしまったら、嘔吐・下痢によって菌を体内から出すしか治療方法がないので、水分補給をしながら体を休ませるしかありませんが、病院を受診すると症状によって胃腸薬・吐き止めを処方してくれることもありますので、万が一赤ちゃんが感染してしまったら病院を受診することをおすすめします。

秋になりやすい病気を防ぐには、うがい・手洗いが重要!

ママに抱かれる赤ちゃん

秋に赤ちゃんがなりやすい病気として、インフルエンザ・RSウィルス・ノロウィルスを紹介しましたが、この他にも気管支炎・ラノウィルスなど色々な病気がありますが、家庭内でできる予防法はうがい・手洗いを徹底することが一番大切なことです。

くしゃみや咳によってウィルスが空気中に漂い、口から体内に入り感染してしまう飛沫感染(ひまつかんせん)が感染経路としては一番多いので、外出時にはマスクをするのはもちろん、帰宅してからうがい・手洗いを徹底し、体調が優れない場合は万が一のことも考えて、家の中でもマスクをして、赤ちゃんへウィルスが感染しないようにしてくださいね。

このように、秋~冬にかけての季節は、感染力が強いウィルスの活動が活発になるので、赤ちゃんが感染しないように十分注意することも大切ですが、家族の誰かが感染すると一家全員が感染してしまう可能性も高いので、十分な栄養・休息・睡眠を摂って免疫力をあげて、ウィルスをシャットアウトできるように心がけるようにしましょう!